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伏見に関する書籍・論文~References~

伏見のことを記した主だった文献を紹介します。

看聞御記

伏見宮貞成親王(1372~1456)の日記。室町期の政治・社会・文化を知る史料として活用されている。伏見に居を構えていたことから、御香宮神幸祭についての記述もある。

伏見鑑

安永年間(1772年~1880年)に発行された伏見の名所紹介本。御香宮神社様所蔵のものを見せていただいたことがあります。安永9年版が新撰京都叢書 第5巻(1986年、臨川書店)に収録されている。

 
伏見大概記
享保13年(1728年)発行。伏見奉行の覚、伏見町町数の覚など伏見町の便覧といえるもの。新撰京都叢書 第5巻(1986年、臨川書店)に収録されている。古書店等で入手可。
 
堀内村沿革史

明治23年(1890年)林卯三郎編。『俯水録想』(2016年、伏見城研究会)に収録されている。

京都府紀伊郡誌

大正4年(1915年)に京都府紀伊郡が発行。

下記「京都府伏見町史」とセットになった「京都府紀伊郡誌・京都府伏見町誌」(昭和47年、臨川書店)が古書店などで入手できる。

 
伏見民政誌

1926年(昭和元年)に京都府紀伊郡伏見町が発行。

京都府伏見町誌

昭和4年(1929年)に伏見町役場が発行したもの。

上記「京都府紀伊郡誌」とセットになった「京都府紀伊郡誌・京都府伏見町史」(昭和47年、臨川書店)が古書店などで入手できる。

 
京伏合併記念伏見市誌

昭和10年(1935年)、京伏合併記念会 編。

伏見叢書

昭和13年(1938年)、西野伊之助編。全十二編に及ぶ膨大な労作。現存するのは第一編、第二編、第四編、第五編、第七編、第九編、第十二編。

 
伏見桃山の文化史

昭和28年(1953年)加藤次郎著。独自情報多数。出典を明示していないので判断に迷うところもある。

 
城下町伏見 町名の由来と秘話

昭和58年、吉田酔痴編。同題の続編もある。現在では古書店でもなかなか入手が困難。タイトル通り、伏見の各町名の由来を網羅している。情報ソースは上記の歴史文献と思われる。

子育ての町・伏見 酒蔵と地蔵盆

1987年、伏見のまちづくりを考える研究会/子供の生活空間研究グループ著。各町内の地蔵盆の様子を丁寧に取材している。各町内のお地蔵さんの写真も掲載。

 
史料 京都の歴史16 伏見区

平成3年に京都市が発行。伏見区の歴史的なあゆみを史料によってあとづけた。伏見区を東・北・南・西・西南の五地区に分類。〇〇家文書などの一次資料の原文が多数掲載されている。平凡社。

以下は伏見に関する学術論文です。歴史系、都市計画系など。

伏見城跡地の変遷と地名としての桃山の定着

若林正博、2016年、『俯水録想』p.11-

京阪六地蔵線、新京阪山科線と名古屋急行~行政文書から探る昭和初期の鉄道計画~

若林正博、2015年 京都府立総合資料館紀要第43号収録

京阪六地蔵線と新京阪洛西線~昭和初期の京都近郊の鉄道計画~

若林正博、2016年 京都府立総合資料館紀要第45号収録

灘五郷および伏見における酒造空間の変容に関する研究

前谷吉伸、木下光、丸茂 弘幸、2005年。

わが国の地域資源活用型産業振興施策台頭下における産業支援機能の整備条件に関する研究

加藤勝敏、2014年

地域固有産業における産業支援機能の実態の一例として伏見の酒造業を取り上げている(P.49~)

港湾都市伏見における水辺の歴史性と都市デザイン

田中尚人、川崎雅史、2003年

日本最大の河川港湾伏見港の生成と衰退

笠松明男、金井萬造、長尾義三、1988年

 

以下はグローバルな視点で伏見・深草を語る、地域学的な研究です。久米直明氏の寄稿が素晴らしい。

伏見学ことはじめ

1999年、聖母女学院短期大学・伏見学研究会編。

伏見学叢書第1巻 伏見の歴史と文化

2003年、聖母女学院短期大学、伏見学研究会編、清文堂。

伏見学叢書第2巻 伏見の自然と環境 

2004年、聖母女学院短期大学、伏見学研究会編、清文堂。

伏見学叢書第3巻 伏見の現代と未来

2005年、聖母女学院短期大学、伏見学研究会編、清文堂。

 

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